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2016年4月22日金曜日

メガロドン

今を遡ること150万年ほど前に絶滅したと言われている巨大ザメ「メガロドン」。

正式な学名は「カルカロドン・メガロドン(ホオジロザメ族メガロドン)」。

何を隠そうメガロドン・フリークである。

そして筋金入りのサメ・フリークである。

サメほど完ぺきなプロポーションを有した生物は他に類を見ない。

流体力学に則した完璧なまでの流線形! 美のフォルムと言えば、何と言っても流線形である。

2005年、神奈川県川崎市の東扇島にほど近い千鳥運河で、4.8mという雄の個体としては世界最大級のホオジロザメの死骸が回収された。

大都会のど真ん中、東京湾の奥底、京浜運河でである!

こんな奴が夜釣りをしているすぐ足もとを泳いでいたかと思うと・・・・・(怖)。

この付近の京浜運河は、よくシーバスの夜釣りに出かけた場所だ。

考えただけで寒気がすると同時にワクワクしてしまう。

東京湾海溝には顎が飛び出るミツクリザメだけではなく、絶滅したメガロドンも棲息しているに違いない!

男のロマンと妄想は今宵も膨らむ。

津久井湖追想

古くからの友人Kはカマキリが大の苦手。

その昔、津久井湖が減水して沼本ワンドがほとんど干上がってしまった事があった。

そのため沼本旅館のボート乗り場は遥か沖合いとなり、たどり着くまでには葦・雑草が生い茂る湿地を歩かねばならなかった。

事件はKを先頭にボート乗り場に向かっていた時に起こった。

因みに、Kはかなりの巨体であり全ての動作はスローモーだった。

プラノのタックルボックスをぶら下げ、ヨーロッパ貴族のピクニックのように優雅に歩みを進めていたKが急に止まった。

うん??  と訝っていると、Kの巨体が小刻みに震えている。

もしや前方に蛇でもいるのかと思い声をかけようとしたその瞬間、まるで手動回転板の上でキメのポーズで回る横山ケンの如くKの巨体が180°回転した。

その顔は今にも泣き出しそうだった。

と、次の瞬間、両手に持った全ての荷物をほっぽらかし、脱兎の如くもと来た方向へと走り始めた。

何事が起きたかと前方を見れば、黄緑色をした一匹のカマキリが、葉っぱの上でこちらを威嚇するように両の鎌を持ち上げていた。

あの時のKの逃げ足の速かったこと! 

Kの全力疾走を見たのは、後にも先にもその時だけである(^_^)