ページ

2012年1月13日金曜日

長崎犯科帳


空に真っ赤な雲の色
玻璃に真っ赤な酒の色
何でこの身が悲しかろ
空に真っ赤な雲の色

江戸末期の長崎は、オランダ貿易に開かれた唯一つの港であり、巨大な利権と暴力の渦巻く暗黒の街であった。
この利権を操る者は一握りの豪商達であり、貧しい町民たちは彼らの搾取に泣きその暴力に怯えるしかなかった

ここに、白日の法の下で裁くことの適わぬ者は闇の法の下に斬ると思い定めた闇の裁き人達が登場する。

人、これを呼んで闇奉行という。

('長崎犯科帳' のOPナレーションより)


萬屋錦之助演じる長崎奉行・平松忠四郎は、悪徳商人から賄賂は受け取るわ、遊郭で接待されるは、酒は大好きだわと、今で言うところのキャリア官僚の典型とも言える人物。

しかし、その正体は、法で裁けぬ悪人を闇に裁いて仕置きする' 闇奉行 ' であった。

「昼行灯(ひるあんどん)」と、たかをくくる悪徳商人どもから、「山吹色の甘~いカステ~ラ」と称する賄賂を受け取り、その金を闇の裁きの資金源にあてている。つまり、悪人は自らの金で自らを滅ぼすのである。まさに「毒をもっとて毒を制す」。

何度観ても爽快なんだよな~長崎犯科帳。

白頭巾をかぶり、白装束を身に纏った闇奉行が、悪人のを斬る前に「俺の顔を拝ませてやるよ」と言って頭巾をとり、悪人が驚愕して「な、長崎奉行~!」と叫んだ瞬間にたたっ斬る! 賄賂はもらうは、命はもうらうは、もうやりたい放題の闇奉行(爆)。でも、いいんです。錦ちゃんだからww

悪人は自らの金で自らを滅ぼす。

闇奉行、欲にとり憑かれた魑魅魍魎が跋扈する現代にこそ出現してほしいものだ。











看護師転職サービスに不満を感じた事がある?
はい・・・(-_-;)の方は
ナースコンシェルジュ