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2019年8月27日火曜日

日本ミシュランタイヤ、新製品『MICHELIN PILOT SPORT CUP 2 R』9月6日発売開始


 日本ミシュランタイヤ株式会社は、公道も走れるサーキット用スポーツタイヤとして新たに「MICHELIN PILOT SPORT CUP 2 R(ミシュラン パイロット スポーツ カップツー アール)」を9月6日より発売する。サイズは20インチと21インチそれぞれ1サイズ、計2サイズ、価格はオープン。

MICHELIN PILOT SPORT CUP 2 Rは世界中の様々なレースで培われたミシュランの最新技術を投入し、世界の名だたるスポーツカーメーカーと共同開発された「MICHELIN PILOT SPORT CUP 2」のドライグリップ性能をさらに向上させたスーパースポーツカー専用サーキット向けタイヤ。

過酷なレースの世界からフィードバックされた技術を採用することで、高いドライグリップ性能を発揮する。それはレーシングな“走る悦び”だけにとどまらず、サーキット走行に求められる“ラップタイムの更新”も可能にする。さらにベルベットのような高級感のある手触りを実現するミシュラン独自の金型加工技術「プレミアムタッチ」が、走行性能だけでなく外観からも車のポテンシャルの高さを引き立てる。








2019年8月23日金曜日

世界ラリー選手権1984 ラリー・モンテカルロの想い出

FIA世界ラリー選手権(World Rally Championship)が制定されたのは1973年、それまで世界各地で単独に開催されていたラリーイベントをFIA(世界自動車連盟)の下に一本化し、ラリー競技の最高峰に位置する世界選手権としてスタートした。

選手権は元々はマニュファクチャラー部門(自動車メーカー)のみが争われたが、後にドライバー部門とコ・ドライバー部門の選手権も争われるようになった。

1984年、WRC2連覇の野望に燃えるアウディ(アウディ・スポーツ)は、前年度チャンピオンのハヌー・ミコラ、当時はスウェーデンの新星だったスティグ・ブロンキストに加え、チャンピオンドライバーであるヴァルター・レアル、そしてパートタイムの参戦要因として女傑ミシェル・ムートンという完璧な布陣を敷いてシリーズに臨んだ。

1984年、世界選手権となって12回目のシーズンは、実に52回の開催となる伝統と格式のラリー・モンテカルロ(Rallye Automobile Monte Carlo)でその幕を開けた。

ラリーがスタートすると圧倒的なパワーとトラクションに秀でたアウディ・クワトロA2と考え得る最強のドライバー陣を擁するアウディ・スポールが終始ラリーをリード、その勢いのまま最終日を迎え、見事にヴァルター・レアル、スティグ・ブロンキスト、ハヌー・ミコラによる1.2.3フィニッシュを果たし、WRC12戦中最も難しいと言われるラリー・モンテカルロを完全制覇した。