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2013年8月22日木曜日

SIG SAUER SP2022


SIGPROシリーズは1998年に発表されたSP2340がそのルーツとなる。1999年にはSP2340の9mmパラベラム弾仕様のSP2009が、そして2004年には現行型であるSP2022が発表された。

SIGPROシリーズの最大の特徴は、SIG SAUER社初のポリマー(プラスティック)フレームモデルであるということだ。

現行モデルであるSIG SAUER SP2022は、2004年にSP2340、SP2009のマイナーチェンジモデルとして誕生した。

デビューするなり、フランス内務省管轄の法執行機関に制式採用された他、2005年にはアメリカ陸軍TACOM( Tank-automotive and Armaments Command )が制式採用し、5000挺が納入された。そして2009年にはアメリカ政府と最大60万挺の購入契約が結ばれた。

フランス内務省が行った制式オートマチック拳銃採用トライアル(2万発耐久射撃、泥や落下テストなど)を勝ち抜いたSP2009は、20万挺の採用を決定したフランス側の要請により数多くの変更がなされ、SP2022へと進化した。

SP2022特徴としては、既存モデルのアンダーレールがSIG社独自規格だったため汎用のアクセサリー(一般的なライト・レーザー等)が取り付けられないという問題を解決するため、汎用性の高いピカティニーレールに変更されたことだ。

また、エキストラクターが内蔵式であるため、チャンバーに装填されているかが瞬時に確認できないという欠点を改良するため、ローディングインジケーターが新たに取り付けられた。これはスライドの上部のイジェクションポートの後ろに、三角の部品が飛び出していれば装填されているとわかるものであり、暗所においても手で触って確認することができる。

さらに、トリガーガードの前面は、指掛けできるように、フック状になり、 グリップの後下部にランヤードリングが付けられ、デコッキングレバーはより指のかけやすいデザインに改良された。

口径バリエーションも.40 S&W、.357SIG、9mmパラベラムの3種類がラインナップされるようになった。















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