参戦９年目にして4回のワールドチャンオンに輝くF1界の革命児 " Red Bull Racing " 。
" Red Bull Racing " は、伝統を格式を誇る世界最高峰のモータースポーツ F1をグルーバルマーケティングの場ととらえ、世界各地で様々なプロモーションを展開してきた。
半ば " 興行 " とも言えるような奇をてらったパフォーマンスは、純粋なモーターポーツファンに目には邪道、異端と映り、初めの頃は眉をしかめる者も数多くいた。しかしレーシングチームとしての最大の使命である「勝利」を重ね、その強さが本物であることを証明すると、世界各地で行う派手で奇抜なプロモーションも逆にチームとしての余裕を感じさせるようになり、目くじら立てずにそれを楽しもうという流れに変わった。
" Red Bull Racing " の最大の功績はなんといってもF1のファン層を大幅に拡大したことである。
その成功要因は「楽しむ」「楽しませる」というコンセプト。人間、楽しませてくれれば誰も文句は言わない。楽しい体験、楽しい思い出はロゴや商品に紐付けられ海馬の奥に刷りこまれる。
かつてのMARTINIレーシングがそうであったように、商品を売るのではなく、ブランドを認知させ固定化させる、マーケティングの基本は今も昔も変わらない。
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