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2016年10月13日木曜日

" 処刑遊戯 " 礼賛


日本映画の金字塔とも言える遊戯三部作の最終作にして最高峰「処刑遊戯」。


丸山昇一が書き下ろしたペダンチックなセリフ満載のスノッブな脚本、村川透の抑えた演出、ややブルーが強い仙元誠三撮影の乾いた映像、そして全編を通じて流れるジャジーでクールな大野雄二のメロディ、日本で考えうる最高のスタッフが荒唐無稽な物語を見事なハードボイルド巨編へと昇華させている。

独りオールド・クロウを静かにかたむけながら、リリイの弾き語りを聴く時、1979年のあの日のことが走馬灯のように頭の中を駆け巡る。



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