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2012年10月21日日曜日

交差点の取締りに「信号オービス」を設置することを提言したい。


もし、本気で交通安全を願うなら、意味のないスピード取締りではなく、まず手近な交差点での取締りを徹底して欲しい。

信号無視や無理な右左折が人身事故を誘発している。

さて、そこでだ。高速道路では速度違反を摘発するのに「オービス」が設置されているが、交差点にも信号無視摘発用の「信号オービス」を設置して欲しいものだ。

場所によっては同様のビデオカメラが仕掛けられてはいるが、それは特に信号無視違反を摘発するのが目的ではなく、事故の際の実情把握のためのものらしい。

提案したいのは、信号無視が発生するとカメラが作動し、車の進行方向、時間、速度、ナンバーを撮影するもの。そして、違反者はビシビシと摘発するのだ。

これが徹底されると、「信号無視すると摘発される」という思いから、正しく信号に従い、交差点での事故が大きく減少すると思われる。

特にやって欲しいのが、信号のない交差点。ここではどちらかが一時停止になっているが、ほとんどこのような交差点では一時停止があまり守られていない。

私の自宅の近くにもこのような交差点がある。しかし、半分近くの車は一時停止を無視して進行する。全くのブラインド交差点にもかかわらず、である。よほど度胸がいいのか、ノーテンキなのか。

高速道路を180km/hで走るのと、ブラインド交差点を一時停止せずに突っ走るのと、どちらが危険かといえば、はるかに一時停止せずに走る方が危険だ。180km/hで走行していても、高速道路では横から車は出てこない。

もちろん、突然のタイヤバーストやメカニカルトラブルが発生すれば別だが、その確率は小さい。一方、交差点で横から車が来る確率は高い。特に交通の激しい箇所では一層このリスクが大きい。

にもかかわらず、スピード取締りだけ熱心にやり、このような交差点の取締りがおろそかになっている愚行は誰が見ても事故防止にならないことは明白だ。このような「一時停止違反オービス」もぜひ、各所の交差点に取り付けてしっかりと取り締って欲しい。

必ずや交差点の出会い頭の事故は撃滅するであろう。

第一、国民の賛同が得られる。スピード取締りに会った時は誰もが、自分が悪いことをしたなどとは思わない。ただ、ただ、自分の「不注意と、運の悪さ」を恨むばかりだ。

なぜなら、危険な行為をしたとは思っていないし、もし、現実にそれが危険な行為であれば、なかなかできることではないからだ。

例えば、ガードレールも何もない幅2.5mの断崖絶壁の曲がりくねった道路を30km/hで走れといわれても誰もできない。明らかに危険を感じるからだ。

しかし140km/hや160km/hで高速道路を走ることができるのは、何ら危険を感じないから、危険ではないからだ!

本当に事故防止に役立つ取締りをキチンとやって欲しいものだ。