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2013年4月3日水曜日

Desert Tactical Arms SRS(Stealth Recon Scout)スナイパーライフル


2008 SHOT Showでアンヴェイルされたデザート・タクティカル・アーム(Desert Tactical Arms)社の " Desert Tactical Arms SRS(Stealth Recon Scout) " は、ライフルとしては珍しいブルバップ・レイアウト(Bullpup style)を採用した画期的なスナイパーライフルである。

ブルパップ・レイアウトとは、グリップと引き金より後方に弾倉や機関部を配置する方式で、従来型の小銃ではデッドスペースだった銃床部分に機関部を内蔵し一体化させることで、銃身長の短縮を伴わずして全長を短縮させることができるというメリットを持つ。

しかしその反面、全長の短縮とともに銃把部が中央に位置する形状から、伏射や弾倉交換がやりにくい、銃床の長さ調節が固定化あるいは簡略化せざるを得ない、射撃時頬着けする銃床部分に機関部が内蔵されるため作動音と硝煙が聴力や視力に悪影響を及ぼすといったデメリットもある。

いくつかのデメリットもあるが、全長を短くしながら最大限の銃身長を確保できるブルパップ・レイアウトは魅力的なシステムで、特にアサルトライフルでは好んで採用されてきた。

二律背反する要求を満たすブルパップ・レイアウトのメリットが最大限に活かされるのは、アサルトライフルよりも長い射的で正確な射撃が要求される狙撃用ライフルである。

Desert Tactical Arms SRSの全長は .243 Winchester仕様で33.5 in (850.9 mm)、7.62x51 mm(.308 Winchester)仕様で31.5 in (800.1 mm)、.300 Winchester Magnum仕様で35.5 in (901.7 mm)、.338 Lapua Magnum仕様で37.5 in (952.5 mm) 、それに対し銃身長は.243 Winchester仕様が24 in (609.6 mm)、7.62x51 mm(.308 Winchester)仕様が22 in (558.8 mm) 、.300 Winchester Magnum仕様が26 in (660.4 mm) 、.338 Lapua Magnum仕様が26 in (660.4 mm)となっている。

この数字を見れば、全長に対し、いかに銃身長が長いかが理解できるだろう。

さらに、Desert Tactical Arms SRS優れた点は、僅か60秒たらずで銃身の交換ができることである。銃身をコンバートすることにより、その時々で最適な口径の弾丸を使用することが可能となる。

最近新たに.260 Remington仕様と 6.5x47 Lapua仕様が追加されたため、使用可能な弾丸とそれに対応した銃身のバリエーションは6パターンにまで拡大された。

Desert Tactical Arms SRSは " Stealth Recon Scout " のネーミングどおり、文字通り特殊部隊の潜入任務には最適なスナイパーライフルであると言えるだろう。












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