1980年、82年と二度のワールドタイトルに輝くラリードライバー " ヴァルター・ロール " 、彼こそ真の「走りの職人」である。
ロールは、WRCでも最も勝つことが難しいと言われている伝統のラリー " モンテカルロ・ラリー " を、1982年、83年、84年と3年連続で制覇している。
しかも、82年はFRのオペル・アスコナ400、83年はMRのランチャ037、84年はアウディ・クアトロと異なる駆動方式のマシンで優勝を飾っている。これぞまさに職人たる所以である。
1987年に40歳を機に惜しまれながら現役を引退した後、1993年からはポルシェの市販車の開発ドライバーを努めている。
3年前の2010年10月7、8、9日に開催された " RALLYLEGEND SAN MARINO 2010 " にAudi Sport Quattro S1で参戦した際の全開オンボード映像を見れば、とても還暦を過ぎた人間の走りとは思えないだろう。
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