2019年6月19日水曜日
1,000ドル出そう! パプリカは君のものだ!トヨタ パブリカ800
「パブリカは君のマシン」いいコピーだ。
「1,000ドル出そう! パプリカは君のものだ!」いいコピーだ。
トヨタ パブリカ800、空冷2気筒2CU型エンジンを搭載し、パタパタという独特な排気音で街を軽快に駆け抜けた大衆車の始祖。
CFでパブリカを駆るのは当時アイドル並みの人気を誇ったトヨタワークスレーシングチームのスタードライバー福沢幸雄。福沢諭吉の曾孫というサラブレッド。ハーフの超イケメンレーシングドライバーアパレルメーカーのエグゼクティブ。恋人は当時人気絶頂の歌手 小川知子。1969年、静岡県袋井のヤマハ発動機のテストコースにて、カンナム使用のトヨタ7の走行テスト中に事故死。享年25歳。まさに早逝。
円ドル固定相場制の1960年代、1ドル=360円だから1.000ドルは36万円。1968年当時、大学卒の初任給がおよそ3万円弱であったことを考えれば実に年収と同額。現在の大卒初任給が平均20万円とすれば現代で換算すれば実に240万円。大衆車と呼ばれたエントリーモデルにしてこの高額。当時、いかにクルマが高い買い物であったかが伺い知れる。
パブリカは、日産の大衆車サニーと共に日本のモータリゼーションの幕開けを担ったクルマ。後にFR 2BOXカーのスターレットへと進化するが、軽量コンパクト、キビキビ動くリーズナブルな小型スポーティーカーという基本コンセプトはそのまま踏襲され、車好きの若者達のエントリーモデルとして人気を博した。
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