飯田橋の北、書籍取次の東販にほど近い新宿区新小川町(おがわまち)にある「いちげベーカリー」。
女性や子供が喜びそうなメルヘンチックでモダンな店構えだが、実は今年で創業31年の老舗である。
厳選した小麦粉とこだわりの水を使い、熟練した職人の手により丁寧に焼きあげられたそのパンの味は絶品!食パンはもちろん、惣菜パンに使われるロールパンも自家製である。
まずはサンドイッチを食していただきたい。特にお薦めなのが「たまごサンド」。
コンビニのサンドイッチで麻痺していた「本物のサンドイッチ」の記憶が蘇る!
もちっとした食感の食パンに挟まれたクラッシュドエッグの美味しいこと! もう病みつきである。
さらに、ロールパンに自家製のコロッケや白身フライ、カツなどを挟んだ調理パンも絶品。
その中でも特にお薦めなのがカニコロッケと白身魚のフライを挟んだ惣菜パン。
しっとりとしたやや甘みのあるロールパンとカリッカリに揚げられたコロッケやカツが織りな味の競演は、ソースやマヨネーズのトッピングとともに食するものを至福の時へと誘(いざな)う。
それは単なる惣菜パンを超越した立派な「料理」である。
締めはクリームパン。その味はまさにクリームパンの王道。自家製カスタードクリームが奥深い。
この惣菜パンを食すことなくして惣菜パンを語る事なかれ!
いちげベーカリー
東京都新宿区新小川町8-3
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