「無くて七癖」とは言い得て妙。
ある特定年齢(つまりオジサン)の言い回しに多いのが「逆にね」。
会話の枕詞はすべて「逆にね」から始まる。いるでしょ? そんな人。
これは、前段の会話を受けての、逆説的な発言ではない。単なる癖。
この場合「逆に」は「つまり」あるいは「要は」的な意味合い。
心理的に分析するならば、この表現を多用する人間は基本的に素直な性格ではない。
素直に肯定、同意する事を潜在意識が拒むためこの場違いな表現が文頭に出てしまう。
英語で言えば「アクチュアリー」、イタリア語でいえば「アローラ」。
「会話の潤滑剤」とも言える表現回しである。
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