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2010年10月30日土曜日

映画 「バギーチェイス」&ビリー・プレストン ' Nothing From Nothing '

1976年日本公開の映画「バギーチェイス(原題:Flash and the Firecat)は、名作「明日に向かって撃て」をモチーフとしたB級アクション映画である。

ハリウッドのインディペンデント系プロダクションの作品は、低予算でいかに面白い映画を作るという事に知恵を絞るので、非常にユニーク且つ楽しい映画が多い。この作品もその一つ。

サンドバギーに乗ったフラッシュとファイアーキャットというの男女二人組の銀行強盗が、アメリカのド田舎の銀行でスマートな手口で現金を強奪し、警察の追撃やパラノイックな保険会社の調査員の追撃を振り切って逃亡するという単純にして明快なストーリー。

この映画の魅力は、チューンナップされたフォルクスワーゲンの水平対向4気筒エンジンを搭載するサンドバギーが、軽量ボディと超低圧タイヤのメリットを活かして追っ手のパトカーをブッチ切る爽快感にある。極論すればそれだけ(笑)

高校2年生の時、中間試験の真っ只中、親には図書館に行くと嘘をついて公開初日の有楽町スバル座で興奮しながら鑑賞したことを思い出す(笑)。

ハッピーエンディングのバックに流れるビリー・プレストンの名曲「Nothing From Nothing」が抜群のマッチングを見せるカーチェイス映画の快作である。













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2010年10月29日金曜日

つのだひろ&ジャップス・ギャップス

最初にお断りしておくがパパイア鈴木の話ではない。

その昔、つのだ☆ひろが「つのだひろ」だった頃、彼が率いる超クールなバンドがあった。その名は「ジャップス・ギャップス」。

ジャップス・ギャップスは、センターにボーカル兼ドラマーの「つのだひろ」を据え、左手にホーンセクション、右手にギターセクション、そしてバックに女性コーラスを配置するという70年代のブラックアメリカンスタイルを踏襲したバンドだ。

ドラマー兼ボーカルといえば古くは銀座ナウでお馴染みの「チャー&リューベン」のリューベン、「つのだひろ」、そしてCCBの笠浩二(りゅう こうじ)などがその代表格として挙げられる。

「LAY BACK」は、静かなバラード調から始まり、刻み込むようなギターのリフを皮切りに一気にファンキーゾーンへと加速する。

重厚のあるホーンセクションに女性コーラスが絡み、気分はもう、キラキラギラギラの70年代ディスコ!

サイババを彷彿とさせる巨大なアフロは伊達ではない!


SAS(英国陸軍特殊空挺部隊)  ' ニムロッド作戦 '


1980年4月30日、英国・ロンドンのプリンセスゲートに程近いイラン大使館に、DRMLA(アラブ自由と民主革命運動)を名乗る6名のテロリストが侵入、イラン人報道官とイラン人のアルバイトを射殺して大使館を占拠するという事件が発生した。

テロリストは関係当局に対しイラン国内で逮捕・収監された同志91名の解放を要求、もし聞き入れられない場合は30分ごとに人質を一人づつ殺害すると通告してきた。

事件発生から3日目、長期化する交渉に業を煮やしたテロリスト側は当初の要求を撤回、英国からの安全且つ速やかな脱出を新たな条件として提示してきた。

しかし、6日目の5月5日に事件は急変する。

要求が受け入れられていないことに気づいたテロリストは、18時50分に人質1名を殺害し死体を玄関へ投下したのである。

この事態を重く見たスコットランドヤードは、現場の指揮権を英国陸軍特殊空挺部隊SASへ委譲した。

現場の指揮を任されたSASは、すぐさまヘリフォードの駐屯地からCRW 部隊 ' パタゴニア・トループ ' をロンドンに投入、テロリスト掃討と人質奪還のための「ニムロッド作戦」が開始された。

5月5日19時23分、大使館の屋根からバルコニー、裏庭、テラスへと懸垂降下したSAS隊員は、特殊なプラスチック爆弾で窓枠を爆破、スタングレネード(特殊閃光弾)を投入し室内への突入を開始した。

その際、犯人が人質を1名射殺したが、結果的に犯人5名を射殺(一人は人質に紛れて逃走)し、人質となっていた26人は無事に解放された。

突入から終了まで僅か11分間という電光石火の人質奪還作戦は見事に成功した。

「ニムロッド作戦」は、BBC放送が事件を生中継している最中に遂行されたため、その一部始終を英国全土の数万人もの人々がリアルタイムで目の当たりにする事となった。









アラン・ドロン&ダリダ  ' 甘い囁き '


いたいけな(?)中学2年生だった1973年、日本で大ヒットしていたのがこの曲「アラン・ドロン&ダリダ 甘い囁き」である。

フランスの人気女性歌手ダリダと、当代きっての色男アラン・ドロンが、アンニュイな旋律に載せて甘い言葉のやりとりを繰り広げる(と、いってもドロンが一方的に囁き、ダリダがそれをガン無視して男に対する失望感を歌い上げる、と言った方がより正確)この曲は、日本でも様々なカップルによりカバーバージョンが製作された。

細川俊之と中村晃子のバージョンと野沢那智と金井克子のバージョンが特に有名だが、個人的には、細川俊之の粘っこい独特の語り口調とクールで突き放すような歌い方との組み合わせが好きだ。

多感な中学生のリビドーを激しく刺激したこの曲は、自分にある天啓を与えた「そうだフランス語だ! フランス語で口説けば女にもてる!」。赤坂、否、あさはかである。

その時から、いたいけな中学生は真剣にNHKのラジオフランス語講座を聞き始め、高校に進学する頃には日常会話初級のレベルにまで上達していた。不純なモチベーションほど強いものはない!

しかし、なぜか大学の第二外国語はドイツ語(爆)。やはりニュルブルグリンクは強かった(なんのこっちゃ?)。

冗談はさておき、アラン・ドロンの甘い囁きは男性でも鳥肌が立つ。自分がもし女だったら、簡単に落されてしまうだろう。

しかし、ダリダは、「パローレ パローレ パローレ(言葉だけ、言葉だけ、言葉だけ)」とつれない。

「ガ~ラメン ボンボン エ ショコラ~」甘い言葉だけ。何とも痺れる大人の男女の駆け引き。

フランス語特有の言霊は、女性の心をダイレクトに刺激する。









陰陽座  ' 悪忌判官 '


陰陽座の組曲「義経」より、その壱「悪忌判官」。

リーダーの瞬火(またたび)と紅一点の黒猫とのツインボーカルは圧巻! 鳥肌チキンである。

徹底的に外来語を排除し、日本語の古語を多用する独特の歌詞は現代の念仏。

陰陽座の歌詞を聴いていると、日本語がいかに言霊に満ち、いかに特殊な言語であるかが良くわかる。

実はこのバンド、ヨーロッパの友人からその評判を聞き始めてその存在を知った(笑)。

ヨーロッパに端尾を発し、今や世界をも席捲する勢いの陰陽座。その快進撃は日本文化の素晴らしさが世界に受け入れられた証でもある。









クレージーケンバンド  ' 湾岸 '


世の中には自分と瓜二つの人間が必ず一人は存在しているという。

自分にとって横山剣はまさにその一人である。

同世代、しかも同時期に横浜で外航船に関わる仕事をしていたという奇妙な共時性。そして、その言語・行動、立ち振る舞い、趣味・嗜好、とても他人とは思えない。まるで鏡を見ているようだ(笑)

ともあれ、凄悪オヤジ・横山剣のスケベでムーディーなこの曲を疲れ切った同世代に捧げる。











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