2013年10月16日水曜日
復活したシボレー カマロZ28がニュルブルクリンク北コースの最速ラップを更新
2013年10月14日、シボレーは2014年モデルのシボレーカマロの発表と同時に復活した伝統の高性能グレード『カマロZ28』が、ドイツ・ニュルブルクリンク北コース(ノルド・シュライフェ)において、ポルシェ911カレラSの7分37秒90、ランボルギーニ ムルシエラゴLP640の7分40秒のラップタイムを上回る7分37秒47のラップタイムを計測したと発表した。
オーディオや遮音材、トランクカーペットの廃止、ガラスの薄厚化、エアコンのオプション化、バッテリーの小型化など徹底的な軽量化が図られた結果、「ZL1」に比べ136kgもの軽量化を実現したカマロ Z28のフロントには、専用チューニングされ、最大出力500ps以上、最大トルク65kgm以上を搾り出す7.0リットルV型8気筒のLS7型エンジンが搭載されている。
現行型カマロの高性能モデル「ZL1」に搭載されているスーパーチャージャー付き6.2リッター・エンジンではなく、敢えて「コルベット Z06」用の軽量コンパクトで高回転型の自然吸気7.0リッター エンジン LS7型を選定したのは、サーキット走行でのハンドリング性能の向上を重視し、最適な重量バランスを実現するためとシボレーはアナウスしている。
Z28に搭載される専用のLS7型エンジンには「コルベット・レーシング」の協力により、チタニウム製インテーク・バルブ及びコネクティング・ロッド、ナトリウム封入エキゾースト・バルブの採用、CNCポート研磨済みシリンダー・ヘッド、鍛造クランクシャフト、ハイリフト・カムシャフト、ドライサンプ・オイル・システム、吸気系にはレーシング・スタイルのインダクション・システムとK&N製大型エア・フィルターを装備し、排気系はデュアルモード・エキゾースト・システムと大口径エキゾースト・パイプを採用するなどの最先端レーシングテクノロジーが惜しみなく注ごこまれ、500馬力以上の最高出力と64.9kgmの最大トルク、さらにエンジン全域に渡るフラットなトルク特性を兼ね備えたパワーユニットに仕上げられている。
LS7型エンジンに組み合わされるトランスミッションは6MTのみ。トレメック製TR6060ギアボックスとヘリカル式LSDを標準装備する。そしてこれと同調して作動する「パフォーマンス・トラクション・マネージメント」システムは、スロットルとブレーキに介入するレベルをドライバー側で調整可能となっている。
足回りには市販車初となるレース対応のスプール・バルブ式ダンパーを採用。その結果、伸び・縮みに加えてそれぞれホイールの回転が高速時および低速時という4つの減衰力設定が可能となった。
足元の鍛造アルミ・ホイールはZL1で採用している20インチではなく、より軽量で低重心化が図れる19インチのものが採用された。その結果、ZL1に比べると4本で19kgの軽量化と、33mmの低重心化を実現している。タイヤサイズは前後とも305/30ZR19で、市販車では初となる「ピレリ P ゼロ トロフェオ R」が装着されている。
ブレーキはフロントは394mm×36mmローターに6ビストン・キャリパー、リヤは390mm×32mmローターと4ピストン・キャリパーのブレンボ製モノブロック・キャリパーとカーボン・セラミック「マトリックス」ローターを採用。その結果、ピレリの超高性能タイヤの性能を100%引き出し、尚且つ同サイズの2ピース鉄製ローターに比べ一台分で12.5kgの軽量化を実現している。
徹底してサーキット走行やモータースポーツでのユーティリティーを追求したシボレーの新型カマロZ28、日本のメーカーもこうした刺激的なマシンをリリースしてほしいものである。
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