ボールベアリングターボとは、通常のターボチャージャーユニットではフルフローティングメタルが使われているタービンの軸受け部分に、ボールベアリングを採用したターボユニットの事を言う。
このターボユニットは、R32系スカイラインに搭載されたRB20DETエンジンに世界で初めて採用された。
ボールベアリングターボの最大にメリットは、タービン軸受け部分の摩擦損失の低減化だ。
日産自動車のメカニカルデータによれば、通常のフルフローティングメタル式に比較して、実に50%以上の低減化が図れるとしている。
軸受け部分のフリクションロスの低減はタービンレスポンスの向上となって顕現化し、過給圧のスムーズな立ち上がり、それに伴うターボラグの解消に大きく貢献する。
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