ちょいとばかり古い話で恐縮だが、急に思い出したものでww。
2008年4月18日にドイツのニュルブルクリンク・サーキット・ノルドシュトライフェにおいて樹立されたR35型GT-Rの7分29秒3という記録を、その僅か2ヶ月後の2008年6月27日、GM社の最強スポーツモデルであるコルベットZR1が更新した。そのタイム7分26秒4。なんとGT-Rの記録を3秒も上回るものだった。
コルベットZR1は、その後も毎年その性能を進化させ、4年後の2012年、同じくニュルブルクリンク・サーキット・ノルドシュライフェにおいて、昨年のタイムを6秒、2008年のタイムに比較して実に10秒上回る7分19秒63を叩きだすに至った。
コルベットZR1に搭載されるエンジンは、V8 6.2リッターOHVエンジンにイートン社製のスーパーチャージャーを装着したLS9ユニット。最高出力は実に638PS(2008年モデル)!
このパワーユニットに組み合わされるのは、新開発の6速ミッション。今時、硬派な選択である。
さらに、このクルマ、オーソドックスなFR(後輪駆動)車。今やAWD(4WD)がスパーカー業界のデファクトスタンドーである事へのアンチテーゼ、というかコルベット開発陣のこだわりを感じてしまう。
GT-Rがハイテクの塊、フューチャーカーであるならば、ZR1は、歴史と伝統を踏襲しながらも、新時代のテクノロジーをその中に取りこんでゆく正常進化型スポーツカーと言う事ができるだろう。
コルベットZR1がニュルでコースレコードを叩き出した僅か3ヶ月後にリーマンショックが起き、GMは破綻、国有化という危機的状況に追い込まれる。
しかし、腐ってもGM、その気になればこんなに凄いクルマを創れるだけのポテンシャルと底力がある。
エコカー技術は世界のトヨタにまかせ、GMは、このコルベットZRのような人間に夢と希望を与えるクルマを創ってほしいと切に願う。
今や日本の自動車メーカーには夢やビジョンはないのだから。
話はそれだが、ニュルブルクリンクでのタイムアタックの模様を、2008年、2012年、それぞれのオンボード映像で比較してみよう。
まず驚くのがコルベットZR1のエンジン回転の低さ。チューニングの基本は排気量アップであるという事を実感させられる。
また、GT-RとZR1の比較テスト映像にも注目。定常旋回テストで、FRでありながら1.2Gもの急進加速を得ているのには驚き。トレッド幅の設定やタイヤの性能もあるが、尋常ではない。
コルベットZR1 ニュルアタック2008
コルベットZR1 ニュルアタック2012
コルベットZR1・NISSA GTR比較テスト(共に2008年スペック)
コルベットZR1動力性能・運動性能テスト(2009年スペック)
コルベットZR1最高速度テスト(2009年スペック)
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