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2013年2月11日月曜日

懐かしの " ADVAN SUNNY " との邂逅




1986年11月30日、静岡県にある富士宮白糸スピードランドで開催された " 全日本スピード行事スラローム第1種競技選手権ASEA杯エキサイティング " のDクラスにおいて見事に優勝を飾ったのが、赤と黒のアドバンカラーを纏ったHB310サニー、通称 " ADVAN SUNNY " であった。

ドライバーは、後に「ジムカーナ界の帝王」と畏怖される山本真宏選手その人である。




この時、山本真宏選手は、同じくサニーに乗るライバルの吉田 明彦選手にコンマ24秒の差をつけ、01'02.43というタイムで全日本チャンピオンの座に輝いた。



精悍なアドバンカラーのHB310型サニーのエンジンルームには、名門、尾川自動車でフルチューンされ、クーゲル・フィッシャーの機械式燃料噴射装置で武装したA14型エンジンが、重量バランスを考慮してベルクヘッドギリギリまでドライバー側に後退させた位置に搭載されている。

             コクピットぎりぎりまで後退した位置にマウントされたエンジン


ドアやサイドフェンダーなどはすべてEVAで製作された軽量・高強度のFRP製のものに換装され、軽量化が図られている。

               ドア、フェンダー部分はEVAが製作したFRPパーツに換装


今日、26年ぶりにとある場所でこのマシンと再開し、再びそのエンジンの咆哮を聞くことができ、とても満ち足りた気分を味わった。


                                     クーゲル・フィッシャーの機械式燃料噴射装置で武装されたA14改


               懐かしい永井電子製ULTRAの同時点火式イグナイター












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