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2012年5月30日水曜日

松田優作 " 処刑遊戯 "  りりぃ「NAOKOのテーマ」

1979年製作の「処刑遊戯」は、「最も危険な遊戯」、「殺人遊戯」、と続いた遊戯三部作の最終章であり、その完成度においてシリーズ最高傑作との誉れ高い作品である。

企画・黒澤満、監督・村川透、脚本・丸山昇一、撮影・仙元誠三、音楽・大野雄二、そして主演・松田優作、当時考え得る最高の俳優、スタッフが集結して創り上げた遊戯三部作は、日本映画では最もキャラクター設定難しいと言われる" プロの殺し屋 " を、松田優作という稀代の役者の個性により見事に具現化する事に成功した初めての作品と言えるだろう。

前作、前々作では、鳴海昌平のコミカル且つ人間的な描写が随所に散見されたが、「処刑遊戯」では、非情の世界に生きるクールで孤独でストイックなプロの殺し屋として、徹頭徹尾ハードボイルドなイメージが貫かれている。

劇中、鳴海を組織に引き入れるため接近したピアノ弾き・叶直子(りりぃ)がピアノバーで歌うこの曲は、遊戯三部作の音楽を手掛けた大野雄二が自らの楽曲をアレンジして詩をつけたもの。

夜一人、優作も愛飲したオールドクロウ(劇中にも出てくる)を飲みながら、ジャジーでアーバンで気怠いこの曲は聴いていると、劇中に登場する1979年当時の表参道、青山、渋谷といった街の風景と、アクアキュータムのトレンチコートをタイトに着こなした鳴海昌平(松田優作)の姿が脳裏に浮かび、胸に熱いものがこみ上げてくる。












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2012年5月29日火曜日

コルベットZR1 ニュルブルクリンク・アタック

ちょいとばかり古い話で恐縮だが、急に思い出したものでww。

2008年4月18日にドイツのニュルブルクリンク・サーキット・ノルドシュトライフェにおいて樹立されたR35型GT-Rの7分29秒3という記録を、その僅か2ヶ月後の2008年6月27日、GM社の最強スポーツモデルであるコルベットZR1が更新した。そのタイム7分26秒4。なんとGT-Rの記録を3秒も上回るものだった。

コルベットZR1は、その後も毎年その性能を進化させ、4年後の2012年、同じくニュルブルクリンク・サーキット・ノルドシュライフェにおいて、昨年のタイムを6秒、2008年のタイムに比較して実に10秒上回る7分19秒63を叩きだすに至った。

コルベットZR1に搭載されるエンジンは、V8 6.2リッターOHVエンジンにイートン社製のスーパーチャージャーを装着したLS9ユニット。最高出力は実に638PS(2008年モデル)!

このパワーユニットに組み合わされるのは、新開発の6速ミッション。今時、硬派な選択である。

さらに、このクルマ、オーソドックスなFR(後輪駆動)車。今やAWD(4WD)がスパーカー業界のデファクトスタンドーである事へのアンチテーゼ、というかコルベット開発陣のこだわりを感じてしまう。

GT-Rがハイテクの塊、フューチャーカーであるならば、ZR1は、歴史と伝統を踏襲しながらも、新時代のテクノロジーをその中に取りこんでゆく正常進化型スポーツカーと言う事ができるだろう。

コルベットZR1がニュルでコースレコードを叩き出した僅か3ヶ月後にリーマンショックが起き、GMは破綻、国有化という危機的状況に追い込まれる。

しかし、腐ってもGM、その気になればこんなに凄いクルマを創れるだけのポテンシャルと底力がある。

エコカー技術は世界のトヨタにまかせ、GMは、このコルベットZRのような人間に夢と希望を与えるクルマを創ってほしいと切に願う。

今や日本の自動車メーカーには夢やビジョンはないのだから。

話はそれだが、ニュルブルクリンクでのタイムアタックの模様を、2008年、2012年、それぞれのオンボード映像で比較してみよう。

まず驚くのがコルベットZR1のエンジン回転の低さ。チューニングの基本は排気量アップであるという事を実感させられる。

また、GT-RとZR1の比較テスト映像にも注目。定常旋回テストで、FRでありながら1.2Gもの急進加速を得ているのには驚き。トレッド幅の設定やタイヤの性能もあるが、尋常ではない。


コルベットZR1 ニュルアタック2008

コルベットZR1 ニュルアタック2012

コルベットZR1・NISSA GTR比較テスト(共に2008年スペック)

コルベットZR1動力性能・運動性能テスト(2009年スペック)

コルベットZR1最高速度テスト(2009年スペック)








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2012年5月28日月曜日

" 続夕陽のガンマン " Remix

クリント・イーストウッド主演 " 続夕陽のガンマン " の名セリフ。

 " You see, in this world, there's two kinds of people, my friend, those with loaded guns,and those who dig. ..you dig. "

(人間には2種類ある。弾の入った銃を持つ奴と地面を掘る奴だ。掘れ。)

クリント・イーストウッドの吹き替えを担当していた故山田康雄的風に言えば、

 " この世の中にはな、ふた種類の人間がいるんだ。銃を構えるヤツに穴を掘るヤツだ。掘れよ " 

てな感じかな~(^_^)










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空中都市008


かつて日本にもサンダーバードを凌ぐマペット劇の傑作があった!

1969年4月から1970年の4月までの一年間、月曜日から金曜日の夕方(18時05分~18時20分)にNHKで放送されていた空想科学人形劇 " 空中都市008 " 。

日本SF界の巨匠・故小松左京氏の児童向けSF小説「アオゾラ市のものがたり」を原作とするこの人形劇は、突然打ち切りとなった「ひょっこりひょうたん島」の後番組として製作された。

物語は21世紀の空中都市008を中心に、海底都市や火星探検、月面基地の話も織り交ぜて展開された。

また番組では、視聴者から未来で実用化される商品やテクノロジーを一般公募し、それを劇中でキャラクターが紹介するといった手法も取られた。

当時は小学校4年生だったが、夕食前のテレビにかじりつき、毎日欠かさず観ていたww。

OPテーマは中山千夏が歌っていたな~。

来るべき30年後の21世紀、眩いばかりに明るく希望に溢れていると信じて疑わなかった。

今思えば、高度成長、科学万能時代の幕開けを象徴する作品だったように思える。

空中都市008は究極の防災都市、21世紀に至った現在、未だそれだけは実現していない。。。











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ジャン・クロード・ヴァン・ダム最新作 " DRAGON EYES " 遂に全米公開!

ジャン・クロード・ヴァン・ダム最新作 " DRAGON EYES " が2012年5月11より遂に全米で公開となった。

この作品、主演はベトナム系アメリカ人で、元STRIKEFOCE世界ミドル級王者の総合格闘技家のCung Le(カン・リー)。

ヴァン・ダムは、そのカン・リーに格闘技の奥義を伝授する先生役として登場する。

言わば脇役だが、過去がある寡黙な格闘技マイスターを演じるヴァン・ダムのオーラは未だ健在。

ストーリーは、主役のカン・リーが悪徳警官やストリートギャングを対決するというものらしいが、詳細は不明。

ともかく、このカン・リーのパンチやキックが超破壊的で凄い! マジで痛そう(ちゅうか、受けたら死ぬわw)。

やっぱ本物の格闘家の技は演技でも凄い!!

ヴァン・ダムも老けたけど、相変わらずいい味出してる。










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2012年5月27日日曜日

サスペリア

"  決っして、一人では見ないで下さい "  のキャッチフレーズで日本でも大ヒットとなったダリオ・アルジェント監督の ' サスペリア ' 。

1977年の公開当時、初日に渋谷東宝で観た。

当時は画期的だったサーカム・サウンド・システム(音響立体移動装置)とイタリアのプログレロックバンド' ゴブリン '  のテーマ曲が異様にマッチしてめちゃくちゃクールな作品だった。

ストーリー自体は、宗教感と文化が異なる日本人にはち~とも怖くはないが、劇場内を音がグルングルン回るスーパーウーハーを中核としたマルチスピーカー方式" サーカム・サウンド " の効果もあり、突発的な脅かしシーンでは椅子から垂直に何回も飛びあがった(爆)。

この映画、ブルーと赤のコントラストを強めにフィルム処理されている事もあり、特殊音響と相まって西洋版 ' お化け屋敷 ' の趣が強い。

余談だが、ダリオ・アルジェント監督の娘であり女優のアシア・アルジェント、超カワユス!













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2012年5月24日木曜日

Audi R8 LSMがスペインのオールドコースを全開!


1922年に建設が始まり1923年10月28日にオープンしたスペインの"TERRAMAR CIRCUIT" は、英国に現存する " BRROKLANDS CIRCUIT " に次ぐ、ヨーロッパで二番目に古いサーキットである。

TERRAMARは、第一回のF1 GPが開催された記念すべきサーキットでもある。

このオールドサーキット、当然現在では使われておらず、断崖のようにそびえ立つバンクがかつての名残を留めているにいるに過ぎない。

まさにモータースポーツの世界遺産とも言えるTERRAMAR CIRCUITに、猛々しきエンジンの咆哮が響き渡った。

路面のいたるところに穴が空き、段差が生じたオールドコースを全開で駆け抜けるのは、Audiが市販バージョンのR8をベースにFIA GT3クラス仕様のスペシャルマシンとして作り上げたAudi R8 LMS。

ドライバーはRED BULLチームでDTMを戦うスペインの若きエース、弱冠23歳のMiguel Molinaとスペインの国民的英雄、元WRCドライバーのCarlos Sainz。

Audiの誇るクアトロシステムと、ラリーマイスター・Carlos Sainzの超絶のドライビングテクニックは、Luis Zborowski Millerが持つこのコースのコースレコード45秒8を3秒以上も上回る42秒6という驚異的なタイムを叩きだし、新記録を樹立した。








2012年5月20日日曜日

ロータス・エキシージ


スポーツカーの原点にして不変の哲学は " 軽量・コンパクトなボディにハイパワーエンジン搭載する "  その一言に尽きる。

クルマにとって軽量化こそ最大の美徳。人間同様、肥満は " 百害あって一利なし " である。

肥満化・巨大化したクルマを加速させるためにはどれほど膨大なエネルギーが必要か? 解答は日能研に通わなくても分かるだろう。

そして、動き始めた巨体を止めるためにどれほど膨大な熱変換が行われ、それが無駄に大気中に放出されているか? 解答は四谷大塚に通わなくても分かるだろう。因みに、慣性エネルギーはスピードの二乗倍で増大する。

しつこいようだがライトウェイトスポーツこそスポーツカー本来、いや、クルマ本来の理想形である。

ロータス・エキシージはその不変の真理を具現化した典型的なスポーツカーと言える。

900kgの軽量ボディにチューンド・バイ・ロータスのトヨタ製1.8ℓのVVTL-I(連続可変バルブタイミング機構)NAエンジンを搭載するエキシージは、最高出力僅か190馬力のクルマとは思えない圧倒的な動力性能でドライバーに新鮮な驚きを与えてくれる。

ベストバランスから生み出されるファンタスティクなハンドリングは、まさに ' 究極のハンドリングマシン ' と呼ぶにふさわしい。

このクルマにとってスペックの数値は何の意味も持たない。数字よりも感覚、ドライバーの五感をダイレクトに刺激する、ロータス・エキシージは体育系ドMドライバーにとっては堪らない ' 女王様 ' である(笑)

ハイブリッドもEVも結構だが、日本の自動車メーカーは今一度クルマ造りの原点に立ち帰り、エキシージのように楽しい軽量スポーツモデルを作るべきではなかろうか?

最後に、エキシージの尖鋭的なボディフォルムには何故かAH64アパッチ攻撃ヘリコプターが良く似合う(爆)











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ケロヨン


小学生2年生だった1967年、白黒テレビでケロヨンを観るの楽しみだった。

木馬座の日生ホールでの実演(舞台)も家族総出で観に行った。

子供ながらに、舞台の上に登場したケロヨン号(オープンスポーツカー)を見て興奮したのを憶えている。

ケロヨンは「自動車マニア」なのである(笑)。

" 自動車マニアのケロヨンくん、ハンドル握ってはいオーライ♪ " という歌もある。

「右見て左手見て、もう一度右を見て」という有名なコピーは、ケロヨンから生まれたものだ。

日本の高度成長に伴う急激なモータリゼーションの発達は、豊かさの代償として交通戦争と公害問題という負の要素も包含していた。

ケロヨンは、クルマの楽しさと夢を子供に伝えると同時に、来るべき自動車社会の交通マナーをも教示していたのである。

「ケ~ロヨ~ン」や、「バハハ~イ」といったケロヨンフレーズは、当時の子供達にとっては日常的な挨拶言葉だった。

時代を超え、親から子へ、いつまでも語り継いでゆきたい名作である。














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自転車ブームに潜む新たな危機

エコブームの影響もあり、近年チャリンコ(自転車)が大流行している。

街中には、ママちゃりからスポーツタイプまで、様々なタイプの自転車が走りまわっているが、自転車=エコ=善、クルマ=環境破壊&地球温暖化の現況=悪という大マスゴミの情報操作により、自転車の危険性及びネガティブな部分に関しては一切論じられていない。

クルマやバイクを運転するには当然ながら免許が必要だ。無免許運転は厳罰を受けることは周知の事実である。

しかしながら、自転車には免許が必要ない。つまり、交通ルールやマナーといったリテラシー無しに一般公道を走行することが許されているのである。

自転車に乗れるという必要最低条件さえ満たせば、ママチャリであろうがツール・ド・フランスにエントリーするようロードレーサでも何でも自由に乗れる。

原動機を持たない自転車にとってはペダルをこぐ人間の力=出力となる。

ギアレシオが固定式のママチャリは除き、多段変速のスポーツタイプは火事場の馬鹿力でもたかだか0.08馬力の人間のパワーを効率良くエネルギー転換してくれる。

その結果、体力があり、そこそこの体重がある人間がその手の自転車でフルスプリント状態に入れば、そのスピードは優に時速70kmにまで達する。

しかもである。ほとんどの公道が時速40km~50kmという我が国の一般的道路事情にあって、公然と時速70km近くのスピードで駆け抜ける自転車を、現行道交法では取り締まることができないのである。

つまり、ネズミ捕りの目前を自転車でフルスプリントの時速70kmで駆け抜けても、法律上はスピード違反では検挙できないというバカな話なのだ。

もし、そのようなケースがあれば、恐らくは道路上危険行為とはなんとか適当な罪でしょっ引くことは可能だろうが、法体系が確立されていない状況においては、単なる難癖にしかならず、公務執行妨害でも適用しない限り拘束は無理だろう。

想像してほしい、体格のいいお兄ちゃんが乗ったロードレーサは時速70kmで歩行者にぶつかったら??

自転車はクルマとほぼ同じ構成要素、金属とゴムとプラスチックでできている。つまり「凶器」である。

仮に乗り手の体重を60kgと仮定しよう。

慣性重量は速度の二乗倍で増大する。

それが突進してくる。因みに、自転車のブレーキは、クルマやバイクのそれとは比べ物にならないほどお粗末なものだ。

鉄パイプた剥き出しの金属を見に纏った狂戦士が雄叫びをあげて突進してくるようなものだ。ぶつけられたら生身の人間はひとたまりもない。

さらに、乗り手がまだ少しは良識がある大人ならば救われる。そうした物理法則も知らず、自らの行いがそのような結果を生むのかも想像だにできない子供の場合はもっと悲惨だ。

最近の餓鬼は体格がいい。食べ物の影響で、中学生ともなれば一昔前の大人の体格である。しかし頭の中は幼稚。ふざけてじゃれついて蛇行する複数台の二人乗りの自転車を街中ではよく見かける。

たいてい最後には友達と下らない競争をし、歩道、車道を問わず危険な暴走を始める。

最悪その結果、無防備な歩行者を巻き込むこととなる。。

その子供の上を行く究極の存在がオバサン。歩道を子供を乗せて全開! 人にぶつかろうが、物をなぎ倒そうがお構いなし。一言文句を言えば逆切れ! 最悪・最強の存在である。

日本人全体のモラルの低下は、エコブームという偽善と結びつき、自転車というデバイスを通して新たな交通戦争を引き起こしている。

自転車に免許制を導入し、交通道徳とルールをきっちりと刷り込み、さらに厳罰をもって規制する、事態はそこまで切迫している。

自転車も、クルマやバイクと同じように「走る凶器」に成り得る事実を改めて認識すべきである。

自転車はすでに交通弱者ではない。

エコブームが絡むと本当に碌なことがない。








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角松敏生 ' If you '


PF60型ジェミニZZ RやT175A、TA45型カリーナGTで毎夜の如く箱根、丹沢の峠を攻めていた80年代前半、移動中に必ずかけていたのが角松敏生のナンバー。

' If you ' は特にお気に入りだった。

この曲、当時の小洒落たクラブでもよくかかっていた。

アラフィフオヤジは峠とアーバンナイト、どちらも青春だぜ!(^_^)













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