ケン・ブロック、WRC第3戦ラリー・メキシコで自己最高位の7位に食い込む！

2010年にモンスター・ワールドラリーチームを立ち上げ、最高峰のイベントであるWRCに本格参戦したケン・ブロックは、フォード フォーカスとフィエスタのワールドラリーカーでWRC19戦にエントリーし、2011年のラリー・デュ・フランスで8位の最高成績を収めた。

しかしその後は、目立った活躍もなく、一部の心ないラリーオタクからは「ラリー界の歌舞伎者」、「しょせんはドリフト屋」とのそしりを受けていたが、つい先だって（3月7日～10日）開催されたWRC第3戦 " Rally Guanajuato Mexico 2013 " で持ち前のアグレッシブな走りで果敢に戦い、自己ベストとなる7位でフィニッシュした。

自己ベスト更新で波に乗るケン・ブロックだが、最大の悩みはその超過密なタイムスケジュール。

2013年シーズンから、チーム名を " Hoonigan Racing Division（フーニンガン・レーシング・ディビジョン）と改名し、 WRC以外にも、Rally America National Championship、Global Rallycross Championship 、X Games、Gymkhana Gridなど、様々なイベントに意欲的に参戦している彼にとって、そのスケジュールの合間を縫ってのWRC参戦は超ハード。

実際、今回のメキシコも、ラリースタート直前までオーストラリア、アデレードのプロモーションイベントに参加していため、メキシコへの到着が遅れてしまった。

今回のメキシコも含め、今シーズンのWRCへ参戦は3戦が予定されているが、場合にはよっては厳しい状況になるかも知れない。

「なんとか頑張って調整しているが、スポンサーの多くが成長著しいGlobal Rallycross Championshipや、X Gameへの参戦を希望しているし、Rally Americaのイベントも5戦あるのでなかなか難しいね。でもWRCは出たいね、去年に比べ、マシンも改良され、自分自信も進歩したしね。でもまだ多くの事を学んでいるけど」と語るケン・ブロック。

本人には酷だが、なんとか頑張って、その熱い走りを待ち望む世界中のファンの期待に応えてほしいものである。











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