2012年2月10日金曜日
クルマの常識 ウソ・ホント!?「バッテリーの寿命はどうやって知る?」
気温が低いとバッテリーの容量が自然に減ってしまうため、冬はバッテリー上がりが多い。
バッテリーの寿命は2年とか3年とか言われることもあるが、そんな根拠はまったくない。その証拠に、ここ数年間、自分で乗っていた何台かのクルマは、最低でも新車から5年くらいの期間、バッテリー上がりを起こしたことはない。したがって、バッテリー交換をしたこともない。
しかし、これも使い方の問題で、バッテリー上がりを起こさないまでも、エンジンを掛けずに、大音量でカーコンポを使うようなことを頻繁にやっていれば、それなりにバッテリー単体に負荷がかかるので寿命は短くなる。
さて、バッテリーの寿命が何年間かというのは別として、どんな状況になったら「バッテリーの寿命」なのか。携帯電話のバッテリーも、ある程度の期間を使い続けると次第に電池容量の減少が早くなってくる。だが、どこまで電池が弱ったら交換時期かという明快な基準はない。
そこへ行くとクルマのバッテリー寿命は、比較的決めやすい。バッテリーの第一の仕事は、停止状態のエンジンを回転させることだから、この機能が低下したら ' 寿命 ' ということになる。それも「寒い日の朝、急にエンジン始動不能 」となったら即交換したほうが無難だ。
現代の乗用車で使用しているエンジン始動システムは、ほんの数回転もクランクシャフト(エンジン)が回転すれば十分に始動する優秀な機能を備えている。その優秀な、エンジンを始動するスターターモーターを回すことができないようなバッテリーには頼らないほうがいい。
強制的にチェックをするのなら、ヘッドライトを点灯させ、可能なら同時にクラクションを鳴らした状態でスターターモーターを回したとき(エンジン始動)、いつもと同じようにスターターが元気良く回れば、まだバッテリーの能力は十分。これでスターターモーターの回転が、やや元気がないときには、そろそろバッテリーの寿命。ただし、元気度が極端に落ちているバッテリーのときは、このテスト中にバッテリーがダウンしてしまう可能性があるから、お友達のクルマを側に置いた状態でテストをしたほうが良い。
バッテリーのメンテナンスとして充電という方法もあるが、現代のクルマで使用しているオルタネーター(充電装置)は、DIYショップで売っている1万円程度の充電器より何倍も高性能。このオルタネーターで十分に充電することができないようなバッテリーは、やっぱり寿命というしかない。
また、最近、特に外国車で多く見かけるようになってきた完全密閉タイプ(ただし、ガス抜き穴は有り)のバッテリーは、安物の充電器で充電をするとバッテリーの内部を壊してしまうから要注意だ。
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