昭和46年頃、平日の深夜11時(当時の小学生にとっては立派な深夜)にTBSラジオでオンエアされていたシュールな番組、それが「まり子産業株式会社」である。
視聴者から募った様々な新商品のアイデアを、社長兼MCであるまり子女史が紹介するという内容の番組だったが、オープニングのオリジナルテーマソングが今でも頭にこびりついて離れない。
「♪まり子産業~、社員はエリート、社長は美人。まり子産業~、まり子産業~、まり子産業株式会社~♪」。
番組中で愛川欣也(キンキン)が電話番役をしていたのが妙に印象に残っている。
顔が見えないラジオ番組だからこそ伝わる人柄や優しさ。そこから育まれる豊かな想像力。
ピジュアル過多の現代だからこそ、言霊の力が再評価されてしかるべきではなかろうか。
因みに、低音の女性フェチである。