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2012年6月5日火曜日

エンジンチューニングの基礎知識 「マフラー交換」


排気ガスの力を利用してタービンを回転させているターボチャージャーにとって、マフラーは極めて重要なチューニングアイテムとなる。

事実、ターボエンジンの場合、パイプ内径の大きマフラーに交換しただけで過給圧が上昇し、簡単にパワーアップしてしまう。

これはパイプ径の拡大により排気ガスの圧力が低減されたことでタービンブレードの回転がスムースになるためだ。

特に排気圧力が高まる高回転域においてはタービンレスポンスが向上し、不快な頭打ち感が解消する。

しかし、あまり極端にパイプ径を太くしてしまうと、高回転時とは逆にある程度の排気圧力が必要な低・中速域での過給レスポンスが低下してしまう。

これはターボエンジンのみならず、過給器を持たない自然吸気エンジンにおいても同様だ。

自然吸気エンジンの場合、燃焼室内部のガスの流れをスムーズにしてやることが最も重要なチューニングポイントとなる。

排気ガスがスムーズに流れれば、吸入する空気の慣性流入量も増加するので、エンジンの高回転化が可能となる。そのためには排気ガスの流速がある程度速いほうが有利なのだ。

マフラーの極端な大径化は排気圧力の低下を招き、スムーズな排気ガスの流れを停滞させてしまう。

自然吸気エンジンの場合には、マフラーよりもタコ足に代表されるエキゾーストマニホールド系のチューニングの方がより効果的である。

ターボエンジン、自然吸気エンジンとも、マフラーを交換する際にはエンジンとのマッチングを熟考することが大切だ。









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