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2010年11月19日金曜日

泉谷しげる ' 褐色のセールスマン '


この曲は「みじめな自分のテーマ曲」である。

歌詞をよ~く聴いてほしい。男たちよ! 胸にビンビン来るだろう?!

男は見栄とプライドのために死ぬのである。そこが女との決定的な違いなのだ。

見栄とプライドという下らんもんのために死ぬからこそ男はカッコいいのだ、美しいのだ。凛々しいのだ。

女が創造の象徴であるならば、男は破壊の象徴なのだ。

まいったか~!! と、一人興奮状態はさておき、泉谷しげるの「褐色のセールスマン」である。

この曲は、日本カルト映画界の巨匠・映画監督・土方鉄人(ひじかたてつと)が1980年にメガホンをととった映画「戦争の犬たち」のエンディングに使われた。

因みにこの映画、タイトルこそフレデリック・フォーサイス原作のハリウッド映画と全く同一だが、純国産の知る人ぞ知る超インディーズ映画である。

ストーリーは、インドシナのラオタイ国の愛国戦線に奪われた二名の科学者を救出するため、海外進出企業の会長が政府首脳の協力で日本人庸兵部隊を現地に送り人質奪還作戦を企てるというシンプルな内容(笑)。

低予算のため海外ロケは一切なく、後半のヤマ場であるジャングル戦は千葉県の養老渓谷付近で撮影された(爆)。

この偉大なる自主映画に破格の3000万円もの製作予算を投入したのは銀座の老舗名画館「銀座並木座」の支配人(当時)・小泉作一氏。公開も並木座のみで単館上映された。

観に行きましたよ。もちろん初日に(爆)

しかも待ち合い室で偶然にも監督の土方鉄人と遭遇してしまい、熱く濃ゆい映画トークで盛り上がってしまった(爆爆)。

そんな思い出の銀座並木座も1998年にその長い歴史に幕を下ろした(寂)。











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