2010年11月21日日曜日
富士重工業 2010年LA オートショーで「スバル インプレッサ コンセプト」を公開
富士重工業は、2010年11月18日、米国ロサンゼルスにて開催中の2010 年LA オートショー(11月17 日~18 日プレスデー、11月19日~28日一般公開)で、「スバル インプレッサ コンセプト」を世界初公開した。
スバル インプレッサ コンセプトは、スバルの新しいブランド戦略の第一弾として、将来のインプレッサをイメージする中で、今回新たに設定したブランドステートメント「Confidence in Motion」を表現したデザインコンセプトモデルである。
流麗で引き締まったフォルムの中に力強さを感じるエクステリアデザインと、安心で快適な走りを実
現する豊かな室内空間を表現した4シートレイアウトを基調としたインテリアデザインを融合することで、ブランドを通じてスバルらしい「安心と愉しさ」を表現している。
●エクステリアデザイン
エクステリアデザインのコンセプトは、「Dynamic flow & Confident stance」。スポーティさと躍動感のある4ドアクーペスタイルで、進化したスバルデザインを提案している。
Aピラーを前方へ延ばし、力強いC ピラーのデザインと合わせることで広い室内空間と空力性能を両立し、新しいインプレッサのフォルムを感じる流麗なシルエットとなっている。
ボディ後半の大胆に絞りこまれたスタイルにより、4ドアモデルでありながらスタイリッシュで力強いフォルムを実現している。
AWDモデルであることを特徴づけるホイールアーチデザインやワイド・アンド・ローの姿勢は、力強いスバルらしい走りを強調するデザインであるとともに、信頼と安心をデザインでとして表現している。
フロントには、スバルの新世代アイデンティティとして、スプレッドウィングを中央に配置したヘキサゴングリルを採用。六角形の辺を中心に広がるフロントフェイスやエンジンフードの立体的で力強い面構成は、このモデルの存在感をより一層高めている。さらに、ホークアイヘッドライト、フィン形状のフォグランプにより、スバルの個性をより鮮明に表現している。
リヤデザインにもフロントデザインと同じモチーフを採用している。中央のリヤガーニッシュをヘキサゴンシェイプとし、立体的で張り出し感のあるデザインとなっている。
また、リヤコンビネーションランプの内部は奥行き感を強調したレイヤー形状とし、グラデーションを効かせた独特なライティングで特徴を出している。
ボディサイドのデザインは、シンプルでクリーンなラインと面で構成され、力強いフェンダーデザインとのコントラストをもたせている。
さらに、リヤコンビネーションランプへ繋がるキャラクターラインはリヤ方向へ勢い良く流れ、インプレッサコンセプトの躍動感を表現している。
ハイラスターシルバー塗装のアルミホイールは、AWDの力強い走りをイメージした剛性感のある5本スポークと、インプレッサのもつ軽快感を表現した細い5本スポークを組み合わせた10本スポークデザインを採用。スポーク周りにはカーボンのフィンをあしらい、ブレーキ冷却性能の機能を表現している。
エクステリアカラーには、「スカイシルバー」を採用された。大空に舞う飛行機をイメージしたブルー系のシルバーは、新世代のスバルのシルバーとして提案するニューカラーである。
●インテリアデザイン
インテリアデザインのコンセプトは「Dynamic, Enticing, Secure」。エクステリアデザインに共通するダイナミックな流れを表現した室内空間の中に、「安心と愉しさ」を表現している。
広々とした4シートレイアウトは、乗る人を心地よく包みこみ乗る人が安心を感じるデザインとなっている。また、シート素材には都会的な印象を与えるプラチナカラーのレザーを採用し、さらにダークブルーのパイピングやWステッチを組み合わせることで、細部にわたり上質感のある仕上げとなっている。
インストルメントパネルでは、レイヤー感を強調して、上部と下部で2色のプラチナカラーを使い分け、広さ感と高質感を高めている。
センターパネルには、ナビゲーション、オーディオ、車両情報の3つのディスプレイを一体感のあるデザインで表現した、マルチファンクションディスプレイを配置している。タッチパネル式により、高い操作性、機能性、そして先進性を実現している。
ステアリングにはスポーティなD型スポークタイプを採用している。プラチナカラーのレザーグリップと、センター部に配置したピアノブラックのパネルを合わせることで、スポーティさと上質感も表現している。また、ステアリングにもタッチパネルを装備し、様々なアプリケーションの操作が可能となっている。
そして、今やスバルのお家芸となったスバル独自の先進運転支援システム「アイサイト」も搭載している。
主な仕様は下記の通り。
全長×全幅×全高(㎜):4,520×1,820×1,430
ホイールベース(㎜):2,640
エンジンタイプ:新世代ボクサーエンジン(水平対向4 気筒2.0ℓ ガソリンエンジン)
トランスミッション:リニアトロニック(CVT)
タイヤサイズ:245/40 ZR19
乗員定員:4 名
正直「なんだかな~・・」である。
そもそもインプレッサをレガシィにしてどうする??
全長4.5m、全幅1.8mものクルマはスポーツモデルではなく立派なラグジュアリーカーである。
ここ数年、なんでもかんでも肥大化させてきたスバル。
はっきり言って、バブル時代へ逆行したかのような錯覚すら覚えていまう。
狭い日本に3ナンバーはいらない。
全幅1700mm以下もで優れた居住空間と操縦安定性を持ったクルマは数多く存在する。
WRCの撤退以降、スバルのトヨタ化には目に余るものがある。
トヨタの良いところ学べばよいのだが、コストダウンなどの悪い面だけ手本にしている。
さらに、一部自動車評論家及び某広告代理店担当者との癒着(腐れ縁)構造もアンタッチャブルのままだ。まさに骨抜き経営改革そのものである。
もしスバルが、熱狂的なスバリストがいるからどんなクルマを作っても許されと増長しているのならそれは大きな勘違いである。
スバリストにとって、インプレッサ=GC8であることを忘れてはならない。
しつこいようだが、軽量コンパクトなボディに余裕あるエンジンを搭載した、シンプルで追従性の良いサスペンションと強力なブレーキを装着したクルマこそが最も理想的なクルマであり、同時にでも最も安全でエコロジカルなクルマでもある。
スバルは、かつて世界を熱狂させ、今日の礎を築いた90年代の初心を思い返すべきだ。
ユーザー不在のマーケティングは何の意味も持たない。
単なる高学歴野郎の自慰行為に過ぎない。
横文字並べて煙に巻いてた時代はもうとっくに終わっている。
スバルよ! 言霊を持った正しい日本語で自らの製品を語れ!