ページ

2010年11月14日日曜日

FA4型ファミリア




1978年頃、友人の兄貴の愛車だったのが4代目FA4型ファミリアである。

当時、主要メーカーの小型車が続々とFF化されて行く中、深刻な経営危機に見舞われていたマツダは、FF化に対する設備投資ができなかった。

そんな切羽詰まった状況の最中に誕生したのが2BOX・FRモデルの4代名FA4型ファミリアだった。

半ば開き直りとも言える捨て身の作戦が功を奏したのか、なんとこのクルマ、発売から3年間で実に89万台もの販売実績を記録した。

参考までに付け加えると、ライバル車であったトヨタのKP60系スターレットも同様のパッケージングで成功している。

約800kg程度のボディに最高出力80馬力を絞り出す1.4ℓのUC型エンジンを搭載した3ドアスーパーカスタムに乗っていた友人の兄貴は、当時新卒で大手企業に入社したばかり。しかも研修のため地方支社勤務となっていたため、このクルマの事実上のオーナーは実の弟である友人のものだった。

そんなこともあり、夜な夜な引っ張りだしては横浜、湘南、箱根方面を徘徊していた(爆)。

UC型エンジンは別段ハイパワーなユニットではないが、テンヨンの割にはトルクフルで、800kgの軽量ボディを最高速度150km/hあたりまで引っ張る事が可能だった。

しかし、エンジン音は相当うるさく、ギヤ比の関係もあり、時速100km/hあたりでは窓を閉めきっていても助手席との会話は怒鳴りあい状態となることもしばしば(爆)。

サスペンションはフロントにマクファーソン・ストラット式独立、リヤに5リンク式リジッドと定番にしてシンプルなレイアウトながら、シェアでダイレクトなラック&ピニオン式ステアリングと相まって、そのハンドリングは軽快そのものだった。

港北ニュータウンの造成地や東急田園都市線沿線の広大な造成地で、夜な夜なスピンターンやカウンターステアの練習をした事を懐かしく想い出す。

こういうクルマ、また作ってくれないかな~。。。











看護師転職サービスに不満を感じた事がある?
はい・・・(-_-;)の方は
ナースコンシェルジュ