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2010年11月19日金曜日

TOYOTA CELICA & CELICA XX


1970年代初頭、「未来の国からやってきたセリカ」というキャッチフレーズで日本中のクルマ好き男子のハートをときめかせた日本初のスペシャリティカー、それがトヨタ・セリカである。

パツキンのお姉さんが「こんなクルマに乗る男って、食べてしまいたい」なんて過激なこと言っちゃったりなんかするほどカッチョいいクルマであった(爆)。

デビュー当初のボディタイプは2ドアハードトップクーペ(通称ダルマセリカ)のみで、後に' LB 'の愛称で呼ばれる3ドアリフトバックは1973年に登場する。

パワーユニットは1600ccのT型エンジンと2リッターの18RG型エンジンが搭載され、最上級モデルにはそれぞれ三国ソレックス製キャブレーターを2連装する2T-G型DOHCエンジンと18RG型DOHCエンジンが搭載された。

A40・50型初代セリカXXは、巨大マーケットであるアメリカで圧倒的人気を誇っていた日産のフェアレディZに対抗すべく登場したモデルで、4気筒エンジンを搭載するセリカのノーズを延長し、M型6気筒エンジンを搭載、通常のセリカよりもよりゴージャスでラグジュアリーなモデルと位置付けられた。

しかし、同じくラグジュアリーを標榜するソアラの誕生により2代目となるA60型からは一気にスポーティー路線へと方向転換した。

そのCMにはロータスの創始者でありF1界の重鎮コーリン・チャップマン(当時、トヨタはロータス社と技術提携を結んでいた)を起用。なんと ' Congratulations TOYOTA ' とまで言わせている!

しかもサーキットをドリドリの攻めまくり。当時このCMには興奮した。D1の遥か以前、あの大トヨタがかくも過激なCMを作っていたとは! 感動に震える。

当時ディーラーでもらったカタログもらいにいったな~。。

ボディフォルムも初代の滑らかな曲線から直線を主体としたシャープな造形に変更され、リトラクタブルヘッドライトが採用された。

当時、友人で医者のボンだったYが歯学部合格祝いに2800ccの6気筒5M-GEU型DOHCエンジンを搭載する最上級モデル セリカXX 2800GTを買ってもらい、東名高速でのバトルやで青山のナンパでブイブイ言わせていた(笑)。

しかし、図体のでかいXXは箱根、特に湯河原の椿ラインや仙石原の長尾峠では我が愛車PF60型ジェミニZZ Rの敵ではなかった。容赦なくブッチ切り、屈辱の後塵を浴びせてやった(爆)。

いぜれによ、かつてトヨタは高品質で高性能なワクワクするクルマを、リーズナブルな価格で提供してくれる素晴らしいメーカーであった。

日本のクルマメーカは1980年代から90年代に至るあのダイナミズムを今一度思い返すべきではなかろうか?

巨大な2.8ℓ6気筒DOHCエンジンを搭載し、ラグジュアリー装備満載のXXですら車両重量はたったの1270kg(もちろんドライ重量)。それから見ればファミリカーですらメタボ状態である。

しつこいようだが、軽量コンパクトなボディ(5ナンバー枠)に、気持ちよく吹け上げる小排気量エンジン(ターボがあれば尚可)、良く効くブレーキに、シンプルなレイアウトのサスペンション、心からそんなクルマを作ってほしい。

もちろんMT。でも5速で充分!

迷った時はくだらないマーケティングリサーチに頼らず、クルマ好きの原点に立ち戻る、それが現状の閉塞感とフラストレーションを打破する究極のソリューションではなかろうか!


メーカーの人、このブログ読んでたら真剣に考えてちょうだいね。













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