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2010年11月3日水曜日

' MODAC 東京シティジムカーナ ' の思い出

1980年代、東京品川区勝島にある東京競馬場(現在のTCK)の大駐車場でジムカーナのシリーズ戦が開催されていた。その名も「MODAC(モダック)東京シティジムカーナシリーズ」。

ISCCやALC、NSCC、DCCSといった老舗のJAF公認クラブが持ち回りでオーガナイザーを務めていたこのジムカーナシリーズは、都心で開催される本格的なモータースポーツイベントとしてベテランから初心者まで幅広いレベルのエントラントから人気を博していた。

後のジムカーナ界で「名人」と呼ばれる森田勝也選手、理論派テクニシャン高橋宏尚選手なども参戦、その異次元の走りを披露していた。

かくゆう自分もPF60型ジェミニZZ RとA175Aランサーターボで3回ほどエントリーした事がある。その結果については語るまい(笑)。

当時はまだジムカーナを専門にするドライバーの数は少なく、ベテラン勢はラリー屋かレース屋との二足の草鞋派が大多数だった。

ブロックタイヤを履いて垂れゴム(マッドフラップ)を装着したTE27、7E47、TE71、AE86といった歴代レビン・トレノ、710型バオイレットや510型ブルーバードSSS、そしてA175AランサーターボやPF60型ジェミニZZ R、さらには当時筑波サーキットで開催されていたKP61型スターレットによるワンメークレース・SNC(スターレット・ノーマル・カップ)用にレース車両までもが入り乱れ、各々が走りの研鑽に励んでいた。

初級ジムカーナイベントには必ずクローズドクラスが設定されており、その場で会費を支払って主催クラブの暫定会員になればJAF発行の競技ライセンスが無くても公認競技への参加が可能だった。

しかも競技終了後、B級ライセンス申請用紙に主催クラブのクラブ印を押してもらい会費とともにJAFに申請すればB級ライセンスを取得することができた。

かくいう自分もいきなりの実戦参加で大恥かいてライセンスを取得した一人である(笑)。