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2012年9月25日火曜日

大追跡のテーマ



悪がはびこる犯罪都市に集められた五人の刑事たち。

それは確実に検挙率をあげなければ廃止される特殊セクションである。


彼らの行くところに正義はない、感傷はない、栄光もない。


あるのはただ、孤立無縁な悪との闘いである。
by 森山周一郎


1978年の春から秋にかけ、日本テレビ系列で毎週火曜日21時から放送された「大追跡」は、神奈川県警の新田刑事を中心に、各署から集まったはみだし刑事で設置された『遊撃捜査班』の型破りな捜査を描いた伝説のポリスアクションドラマである。

「大追跡」は高視聴率だった「大都会PartⅡ」の後を受け、当初はハードなアクション路線を目指してスタートしたが、収録が進むにつれ加山雄三、藤竜也、沖雅也、柴田恭兵、長谷直美といった個性的な出演者のキャラが強くなり、それまでのポリスアクションものとは異なる極めてユニークなポリスアクションシリーズとなった。

オンエア当時は大学生だったが、家庭用VTRもない普及していない時代、毎週火曜日の午後9時からは毎週テレビにかじりついて観ていた。そして、それが終わると横浜へ繰り出すのが常だった。

ドラマの影響で、大学卒業後は真剣に神奈川県警に就職しようと思ったほど(笑)。

大学時代の恋人A・Iさんと初デートも元町、しかもファッションは藤竜也演じる水原刑事のコピーだった(爆)。

この時代、藤竜也こそが男の目指すべき姿そのものだった。

あれから34年、横浜も大きく変貌を遂げたが、未だ随所に古き良き面影と残している。

今でも暇があれば桜木町から本牧経由で根岸まで、バーボン片手に飲んで千鳥足で歩きながら、「大追跡2013」を製作したいと脳内妄想にふけっている(爆)。