2012年9月5日水曜日
ダッジ・バイパーSRT-10・ACR ニュルブルクリンクアタック
2008年8月18日、1周20.8kmのニュルブルクリンク・ノルドシュライフェ(北コース)で行われた走行テストにおいて、オランダ人レーシングドライバー、トム・コロネルが運転するダッジ・バイパーSRT-10・ACRが、7分22秒1というタイムを叩きだした。
このタイムはシボレー・コルベットC6 ZR-1が同年6月にマークした7分26秒4、日産・GT-Rが同年4月にした叩き出した7分29秒3を大幅に短縮したもので、これによりダッジ・バイパーSRT-10・ACRはニュルブルクリンク最速の乗用市販車の称号を得た。
ダッジ・バイパーSRT-10・ACRは、2009年8月13日にグンペルト・アポロ(ローランド・グンペルトが設立したドイツの自動車メーカー、グンペルト・シュポルトヴァーゲン社が製造しているスポーツカー)が叩き出した7分11秒57という驚異的なタイムにより塗り替えられるまで、ノルドシュライフェにおける乗用市販車最速マシンとして、その座に君臨し続けた。
そして2011年9月14日、2010年モデルのバイパーSRT-10・ACRが再びノルドシュライフェのタイムアタックに挑み、ドミニク・ファーンバッハーのドライビングにより過去の記録を10秒近く短縮する7分12秒13を叩き出し、見事に自己ベストを更新した。
ダッジ・バイパーSRT-10・ACRは、2002年から2010年に生産された二代目バイパーのホットモデルで、2008年よりそのラインナップの加わった。
ダッジ・バイパーSRT-10・ACRは、608ps(約600馬力)の最高出力と77.5kg-mの強大なトルクを搾り出すV型10気筒8.4ℓエンジンを搭載するバイパーSRT-10をベースに、エアロダイナミクスの向上を目的とした外装パーツ(フロントデュフューザー&カナード、GTウイング)の装着、KW製のハードなレーシングサスペンションと軽量ホイールの採用と、空力向上並びに操縦安定性向上にフォーカスしたチューニングが施されている。
さらに追加オプションである " ハードコアパッケージ(HCP)" は、完全なサーキットユース向けとして設定され、オーディオシステム、トランクカーペット、リアキャビンサウンドインシュレーション、タイヤ補修キット、フードインシュレーター、スチールバッテリーカバー等を取り除き、純正比18kgもの軽量化を果たしたスパルタンな仕様となっている。
因みに、ACRとは " American Club Racer " の略称である。
ホットなアメリカンスポーツの最右翼として君臨するバイパー。2012年4月のニューヨークモーターショーでは3代目となる " SRT・バイパー " と、その上級モデルである " SRT・バイパー GTS " が正式発表された。
ブランド名こそダッジからSRTに変わったが、初代、二代目と進化して来たバイパーのDNAは健在。
搭載されるV10エンジンの排気量は8.4ℓと変更はないものの、ピストンやインテークマニホールド、エギゾーストパイプなどに改良を施し、最高出力は649ps(約640馬力)、最大トルク83kg-mという強大なパワースペックを誇る。
パワーの向上に伴い、シャシーのねじり剛性を50%向上させている。
さらに、ルーフ、ボンネット、リアゲートにはカーボンファイバー、ドアにはアルミニウムを使用し、先代比で45kgの軽量化を実現している。
トランスミッションには従来同様6速マニュアルトランスミッションを採用。
まさに漢(おとこ)のクルマ、モダンアメリカンマッチョカーの白眉と言っても過言ではなかろう。
男なら、一度は乗りたいブロンコである。
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