1984年のマンクス・インターナショナル・ラリーである。
まずドライバーが凄い。
トニー・ポンド、故コリン・マクレイのオヤジ、ジミー・マクレイ、パー・エクルンド、ユハ・カンクネン、ハヌ・ミコラ等々、まさに綺羅星のようなラインナップ。まさにオールスター戦。
次にマシンが凄い。
アウディ・クアトロ、ルノー5ターボ、ポルシェ911、AE86カローラレビン、オペル・マンタ400、フォード・エスコート、フォルクスワーゲン・ゴルフ等々、Gr.B、Gr.A入り乱れての大バトル。
マンクス・ラリーは、起伏に富んだマン島のワインディングロードが戦いの舞台である。
濃霧が垂れ込めたワインディングを、コ・ドライバーが読み上げるペースノートだけを頼りに全開で駆け抜けてゆくトニー・ポンドのオンボード映像を観れば、マンクス・ラリーの凄まじさが理解できる。