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2010年10月28日木曜日

ブルーサンダー


1983年に劇場公開された映画「Blue Thunder(ブルーサンダー)」は、ヘリコプターアクションの原点にして最高傑作である。

来るべきロサンゼルスオリンピックの対テロ対策を目的に、カリフォリニア州当局と陸軍が極秘裏に開発した攻撃ヘリコプター「The Special」ことブルーサンダー。

最新テクノロジーを結集して作られたブルーサンダーは、カリフォリニアの治安を守る要となるはずだった。

運用に先駆け、テストのためロスアンゼルス市警察に配備されたブルーサンダーのテストを命じられた警察航空隊のマーフィーは、そのテスト飛行の過程において、ブルーサンダーの運用を巡る市当局上層部と陸軍の陰謀を知ってしまう。

その事実を知った敵の罠にはめられ追われる立場となったマーフィーは、陰謀を暴き我が身の潔白を証明するためブルサンダーに乗り込み、かつての同僚や空軍を相手に壮絶な空中戦を展開する。

映画を見ればわかるが、CG全盛の現在と違い、この時代はすべてリアルスタント!

しかも、驚くべき事に空中戦はそのほとんどがロサンゼルス市内上空で撮影された。

圧巻なのが、ロス市内を流れる放水路で撮影された超低空での空中戦。

飛行機もヘリも低空になればなるほど高度な飛行技術が必要となり危険度も高まる。

高度僅か数メートルで繰り広げられるブルーサンダーとロス市警航空隊とのバトルは、まさに手に汗握るスペクタクルシーンだ。

因みに、劇中に登場するブルーサンダーはエアロスパシアル(現ユーロコプター)社製のSA341G(軍用機SA341Fの民間型)'ガゼル'を改造したもの、前面に装着された20mmガトリング砲の標準はパイロットが装着するヘルメット内に組み込まれたヘッドマウントディスプレイに映し出され、パイロットの視線によりコントロールされる視線連動型である。

スカイアクションの傑作と呼ばれ、後の作品に多大なる影響を与えたブルーサンダー。

その魅力は29年の時を経ても決して色褪せることはない。













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