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メディアプロデューサー・モータージャーナリスト 鳴海邦彦 Blog
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2010年10月11日月曜日
ミシェル・ムートン
正真正銘の ' 女傑 ' である。
1973年から始まったWRCの歴史の中で、唯一その名を刻む女性ドライバー、それがフランスの女傑ミシェル・ムートンである。
ミシェル・ムートンとコ・ドライバーのファブリシア・ポンズの女性コンビは、Gr.Bモンスターのアイコンとも言えるアウディ・クアトロを駆り、80年代初頭のラリーシーンを席巻した。
その速さはまさに男勝り!
しかし彼女もラリードライバーである前に女性であった。
実力の世界に男女は関係ない。結果がすべて、そして彼女は結果を残した。
ミシェル・ムートンの功績は全女性の功績でもある。
男女雇用均等法の施行以来、都合の悪い時だけ「女」を使う輩がが多い昨今だが、かつて名だたる男性トップラリーストに真っ向勝負を挑み、凄まじき走りと実績で称賛と尊敬を勝ち取った女性がいたことを憶えていてほしい。
人間の生き様に男女の区別はない。ただ信念と実行あるのみ。
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