2010年9月20日月曜日
ジム・ケリーの巨大アフロを拝むがいい! ' 黒帯ドラゴン '
1973年、ブルース・リー主演の映画「燃えよドラゴン」が公開され、地球的規模でのカンフーブームが巻き起こった。
その興奮も冷めやらぬ1974年、同作に黒人空手家ウィリアム役で出演していたジム・ケリーを主役に据えて製作されたのがこの作品 " 黒帯ドラゴン(原題:Black belt Jones )"である。
ストーリーは単純にして明快。ニューヨークのハーレムにある空手道場の土地をめぐり、黒帯ドラゴンことジョーンズと、マフィアのボスが対決するというもの。何のひねりもない(笑)。
しかし、ストーリーなどどうでもよいのだ。なぜなら、この映画の魅力は、ブロッコリーかカリフラワー、はたまたパパイヤ鈴木か!? 巨大なアフロヘアーのジム・ケリーが、「オ~イ! オ~イ!」という独特の気合と共に、群がる敵をバッタバッタとなぎ倒していく、ファンキーな空手アクションにあるからだ。
ジム・ケリーが凄い。完全に自己陶酔しきっている。まさにBlack is Beautiful!! 超カッコいい。
監督は「燃えよドラゴン」のロバート・クローズ。ワーナーブラザースは、70年代前半のこの時期、なぜか濃い作品を連発している。
ルチ・デ・ジーザスのファンキーなテーマ曲がジム・ケリーのド派手なアクションと絶妙なマッチングを見せるブラック空手アクション映画の傑作、それが " 黒帯ドラゴン " なのである。
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