ページ

2010年9月18日土曜日

DTMの(Deutsche Tourenwagen Masters)の魅力

あくまでも個人的な意見だが、ドイツツーリングカー選手権(DTM)は、頭文字は同じでも、現在のDeutsche Tourenwagen Mastersより、一時代前のDeutsche Tourenwagen Meisterschaftの方がカッコいいと思う。

やっぱドイツ語的音感からすればマスターズよりもマイスターシャフトの方が断然力強い!

余談だが、ドイツ語には強い「言霊(ことだま)」を感じてしまう。恐らくドイツ語だったからこそヒトラーの演説は麻薬的な力を発揮したのではなかろうか??

DTMに話を戻そう。

DTMは、1984年~1996年までの第1期と、2000年から現在に至る第2期とに分けられる。

昔人間としては、まるでチバラギ仕様のような巨大なリヤスポイラーをおっ立てたセデス・ベンツ190E 2.5-16 Evo2と、アルファロメオ155 V6 TIがガチンコ勝負をしていた第1期の方が断然好きである。

だがしかし、行き過ぎたハイテク戦争のためコストが高騰し、相次ぐメーカーの撤退により消滅してしまった第1期の反省を踏まえ、極めて王道のレギュレーションへと回帰した第2期(現在)のレースも面白い。

実質的には、メルセデス・ベンツとアウディの一騎打ちなのだが、毎戦波乱のドラマが展開する。

DTMを見ていると、モータースポーツは力と力がぶつかり合うリアルな戦場であると同時に、感動と喜怒哀楽に満ちた人間劇場でもあるのだ~とつくづく思ってしまう。