両の眼(まなこ)をかっと見開き、憤怒の形相でステアリングを回すその姿はまさに魔人!
のどかな田園風景の中を超高速で駆け抜けるプジョー306Maxi!
そのエンジンは悲鳴にも近い絶叫を上げる。
' ラリー界の不動明王 'ことジル・パニッツィの激走はまさに「鬼神の走り」と呼ぶにふさわしい。
瞬き一つしない凄まじいまでの集中力、正確なステアリングワーク(お手本とも言える’送りハンドル' スポーツドライビングの基本中の基本)、そしてクルマの挙動を俊敏に捉える卓越したコントロール能力は幼少の頃よりレーシングカートで鍛えた筋金入り。
引退が悔やまれるが、現在ではIRC(インターコンチネンタル・ラリー・チャレンジ)で活躍するトップコンテンダー、プジョー207 S2000の開発を手掛けている。
ついて来れるか? このキレた走りに!
ターマッキングは永遠に不滅なり!