1977年に製作された「トランザム7000」である。
ポンティアック・ファイアーバード（ブラックバード）・トランザムがスクリーン狭しと活躍する、いかにもアメリカ的めちゃめちゃ陽気なアクション・コメディの傑作だ。
テキサス州の大富豪、ビッグ・イーノスとリトル・イーノスのバーデット親子に、クアーズビール400ケースをテキサス州東部のテキサーカナで積んでジョージア州アトランタまでの片道900マイル（約1450km）を28時間で往復すれば成功報酬8万ドル支払うと持ちかけられた伝説のトラッカー・バンディットは、相棒のスノーマンとのコンビを復活させ、陽動作戦用のポンティアック・ファイヤーバード・トランザムと運搬用のケンウォース製18輪セミトレーラーとに分乗し、一路テキサーカナへと向かう。クアーズビールはテキサス州より東へ持ち出すと密輸という州条例（この映画が製作された当時）があるため、もし速度超過で警察に捕まれば、積み荷も調べられ密輸罪でも逮捕されるという危険な賭けだった。
翌朝、クアーズ400ケースを積んでアトランタへ戻る途中、トランザムの前に突然ウェディングドレス姿のキャリーが飛び出し、急停車したバンディトに乗せてくれと懇願する。キャリーは、後を追ってきたジャスティス保安官の息子と結婚するはずだったが、途中で嫌気がさし、結婚式場から逃げてきたところだったのだ。そして、その事件をきっかけに、バンディットとジャスティス保安官親子、それに通過するアーカンソー州、ミシシッピ州、アラバマ州、ジョージア州の各警察を巻き込んだ大ドタバタ追跡劇が展開される。
ストーリーは単純だが、最大の見所はなんと言ってもトランザム。7ℓのV8パワーが広大な南部のハイウェイに炸裂する。古き良きアメリカン・マッチョパワー満載のカーアクション映画だ。
主演は、当時全米のセックスシンボルNo.1男優として人気絶頂だったバート・レイノルズ。共演のサリーフィールドは、現在では「ブラザース＆シスターズ」でエミー賞を獲得した演技派女優。そして、バンディットの相棒スノーマン役のジェリー・リード（故人）は、当時全米No.1の人気を誇るナッシュビル出身のカントリーシンガーだった。
余談だが、この映画、公開初日に今は無き東急文化会館5階にあった渋谷東急で観た。その際、パンフレットを買ったら中に引き換え券が入っていたので、フロントに聞くと、いきなり「おめでとうございます」と言われ、その場で大きな箱に入ったトランザムのラジコンカーを貰った。無欲の勝利を実感した瞬間だった（笑）
看護師転職サービスに不満を感じた事がある？
はい・・・(-_-;)の方は
ナースコンシェルジュ
