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2011年6月14日火曜日

ランエボⅧ vs ランボルギーニ・ムルシェラゴ


ランエボでランボルギーニをカモれるか??

ランボルギーニ・ムルシェラゴ VS 三菱ランサー・エボリューションⅧ。この無謀とも言えるバトルを制したのはなんとエボⅧ(このエボⅧはUK三菱がエンジンチューンを施し、400馬力までパワーを上げた限定MR)!!

三菱が世界に誇るスーパーAYC(アクティブ・ヨー・コントロール)で武装したエボⅧは、世界有数のスーパーカーをも凌駕したのである。

アンダーステア状態でコーナーに進入し、そのまま信じられない旋回スピードでコーナーを立ち上がるエボⅧのコーナリングフォームはいかにもスポーツカー然としたムルシェラゴのそれとは全くもって対照的である。

コーナリング中、ドライバーは、一定の舵角を保ったままひたすらアクセルを踏み込むだけ。後は、舵角、速度、ブレーキ、旋回Gなどのセンサーが収集した情報を基に、スーパーAYCが後輪左右の駆動配分を的確にコントロールしてくれる。

初めて乗った時にはかなり違和感を感じた独特の操縦性だが、慣れてしまえばこんな楽なものはない(笑)。

アンダーステア状態でもアクセルさえ踏んでいれば、ある瞬間に奇跡のように回頭が始まる。コツさえ掴んでしまえば面白いように曲がる。しかも高速で! 誰でもゼロカウンターの最速コーナリングができてしまうのだ。 

直線区間が短い峠やショートサーキットにおいてはランボルギーニもフェラーリも敵ではない。ブッチぎる事は不可能であってもドッグファイトは充分に可能だ。

税込4000万円のスーパーカーをカモれるクルマを僅か400万円代で販売できる日本の自動車メーカー、これぞまさに驚異である。