角川映画の最高傑作にして日本映画の金字塔「蘇える金狼」のクライマックスである。
会社を食い物にする社長と悪徳重役たちから自社株200万株をせしめ、社長令嬢までの手に入れた主人公・朝倉哲也(松田優作)が、高笑いしながら納車されたばかりのランボルギーニ・カウンタックLP500Sで早朝の銀座をぶっ飛ばす伝説のシーンである。
登場するカウンタックは単なるLP500Sではない。かつて自らのF1チームをも所有していたカナダの石油王ウォルター・ウルフ氏がランボルギーニ社に特注して作らせたスペシャルマシンである(後にこのマシンは、かの妖僧・織田無道氏の愛車となった)。
車両協力は、当時飛ぶ鳥落とす勢いだった外車ディーラー「株式会社オートロマン」。
そう言えば、オートロマン社長のM氏も当時は時代の寵児として一世を風靡した快男児だったな~。
目黒通り沿いのショールーム、外からよく覗いたっけ(爆)。
混迷の時代に蘇える大藪イズム! 男なら成りあがれ! 志は高く目標は低く(爆)。
「刺すような毒気がなけりゃ、男稼業もおしまいさ」