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2011年6月8日水曜日

追憶 コリン・マクレー


偉大なる英雄ジミー・マクレーを父に持つコリン・マクレーは、ラリードライバーになるべくしてこの世に誕生した生粋のサラブレッド、ラリーの申し子である。

かつてコリンはこう語った「ペダルは何でも床まで踏むものだ」。

コーナーは常に真横。その豪快な走りでインプレッサを限界まで攻め立てた。

リタイアか優勝か、典型的な天才肌のドライバー。

何事にも怯まず、果敢に挑戦していゆく姿勢はまさに ' ハイランダー ' 。スコットランドの誇り、至宝であった。

2007年9月15日、自家用ヘリを操縦中に自宅近くで墜落、39歳の若さで急逝した。

突然の悲報に世界中が悲しみに包まれた。

しかし、コリンの豪快な走りは今でも多くのラリーファンの脳裏に鮮明に焼き付いている。

その英雄譚は永遠に語り継がれだろう、孫子の代まで。